この度、FマウントのNIKKORレンズAF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRを買いました。
…といっても、去年夏に弓削島で落下破壊させるまでは使っていたレンズなので、再購入という形です。
その事故(?)を受けてZ6II(Zマウントのフルサイズ機)に移行している今、
普通ならFマウント、しかもDXフォーマット専用のレンズなんて買わないところでしょうが…。
いろいろ考えた結果、「もう一回買おう!」となりました。
現状のZレンズのラインナップ(ロードマップ掲載レンズ込み)を考慮すると、
このレンズのメリットはZマウントでもまだまだ活きると思うので、Zシリーズのカメラをお使いの方にもおすすめできるレンズだと思います!
この記事の目次
NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G開封後の写真
6年前の発売日に買ったときは雑に開封してしまったので、今回はちゃんと写真に収めました。
(ボディはZ6II、レンズはNIKKOR Z 40mm f/2)
↓FTZIIに付けた状態で記念撮影。
右は同じくFマウントの単焦点レンズ・NIKKOR 20mm f/1.8Gです。
同じところからこのレンズで撮るとこうなります!
さすがは35mm換算で焦点距離15mmの威力。
これぐらい寄ることもできるし、寄ったらキレイにボケてくれます。
マウント部の安っぽさ(左)は相変わらずですが…これはもうしゃーない(^^;
(右はNIKKOR 20mm f/1.8G)
Z6IIに付けたら↓こんな見た目になります。(iPhoneで撮影)
沈胴式で焦点距離10mmで最長幅に。FTZIIもあるので、フードを付けたら結構長くなりますね。
NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G+Z6IIでの作例紹介
さっそく上の組み合わせで試し撮りしてきました!
場所は恒例となりつつある京都駅周辺です。



いつもの場所も超広角レンズにかかるとこーんな感じに。
エスカレーターに乗りながらテキトーに撮ったら偶然面白い色で撮れました。
目で見るのとは明らかに違う写真がお手軽に撮れるのはいいですね(^^
NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6GをZマウントでも使いたいと思った理由
このような面白い写真が撮れるのはさすが超広角レンズですが、
Zマウントでも超広角レンズがいくつか出ている中で、なぜ今になってあえて再びこのレンズを選んだのか。
その理由は以下の3点です。
- FTZII込みでも軽い(約370g)
- 値段が安い(実売30,000円前後)
-
AF-PレンズでAF駆動音がしない(動画撮影にも向いている)
FTZII込みでも軽い(約370g)
比較対象となるであろうZマウントの各広角レンズの重さが
- NIKKOR Z 14-30mm f/4 S:約485g
- NIKKOR Z 17-28mm f/2.8:約450g
-
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S:約505g
なのに比べると明らかに軽いですし、レンズに軽さ&小ささを求める自分には見逃せないメリットです。
(小ささのメリットはFTZII着用で消えちゃってますが)
値段が安い(実売30,000円前後)
もちろん、値段もケタ違いに安いです。
私はAmazonで30,000円弱で買いましたが、Zマウントの各広角レンズのお値段は
- NIKKOR Z 14-30mm f/4 S:実売155,000円前後
- NIKKOR Z 17-28mm f/2.8:実売148,500円前後
-
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S:実売126,000円前後
てな感じなので、そんなに利用頻度が高くないレンズにここまでは出せないなー、と。
ここにこれだけ出すなら、将来買うつもりの競馬用望遠レンズの足しにしたいですし。
(自分はあくまでも競馬撮影がメインなので)
AF-PレンズでAF駆動音がしない(動画撮影にも向いている)
あと、このレンズはFマウントでありながらAF-P(ステッピングモーター)採用でAF駆動音がほとんどしません。
なので、動画撮影にも使えますし、その点でも上の3つのレンズとは機能的に差がありません。

上で紹介したように私はAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDも使っているんですが、
FマウントのAF-Sレンズって、「カタカター」「サー」とAFの駆動音が派手に鳴っちゃうので動画撮影ではまず使えない。
ただ、同じFマウントでも、AF-P採用のこのレンズならそんな心配は無用です。
デメリットももちろんあります
もちろん、これを使うことでのデメリットもいくつかあります。
DXクロップが前提(Z6IIだと約1,000万画素に落ちる)
1つ目はDXフォーマット(APS-Cサイズ)限定のレンズであるという点です。
フルサイズ機でも、このレンズを付けた瞬間自動的にDXフォーマットに切り替わります。
その場合に問題となってくるのが画素数ですよね。
特に、我が愛機Z6IIはDXクロップで撮ると約1,000万画素(3936×2624ピクセル)になっちゃうので、この辺を気にする人にとっては大きなデメリットかもしれません。
ただ、自分はDXクロップで撮ること自体に抵抗はないですし(競馬でもよく使うので)、
ワイド6つ切りぐらいの大きさならプリントしても問題ないことは検証済みなので、この点はほとんど気になりません。
画質はそれなり
あと、画質もそれなりだと思います。
カメラでの補正がなければ(あっても?)周辺部の歪みや流れ、周辺光量落ちは酷いですし、
Sラインのレンズの写りを知ってしまっている人からすると受け入れられないものがあるのではないかと。
(Sラインのレンズを持っていないので推測ですが(^^;)
それでも、上の作例のような写真が撮れれば私的には満足なので。
これらデメリットを上回るメリットがこのレンズにはありますよね!
まとめ:DX 12-28mm PZを見越してもおすすめのレンズです
てなわけで、この記事では再購入したAF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRのZ6IIでの作例を紹介しつつ、
このレンズをZマウントでも使いたいと思った理由を紹介してみました。
最後にもう1度3つの理由を挙げておきますが…。
ざっくりまとめると、Zマウントをお使いの方であっても、
- 機材はコスパ重視
-
機材は軽い&小さいが正義
そんな人にはピッタリハマるレンズなのでは?と思います。
ニコンが公表しているZレンズのロードマップにはDX 12-28mm PZなるレンズが載っていて、これが今年中にも発売されるのでは?なんて噂もありますが、
パワーズームが付くようなレンズにこのレンズの軽さと値段が果たして出せるのかというと…?
(って、もし出してきたらごめんなさい笑)
焦点距離も35mm換算で18mmからになっちゃうし、15mmと18mmって全然違いますからね。
このレンズで撮った写真はAF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRのタグページに随時更新していきますので、
気になる方はチェックしてみてください!
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それを見据えても「いいレンズ」だな、と。