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ニコンAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR作例&レビュー【競馬用に最適】

AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRとD500で撮った写真

新しい競馬用のレンズ・AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRを買ってからひと月が経ちました。

この間、地元京都で競馬の開催があったこともあり、ほぼ毎週撮りに行ってました(^^)
じっくり1ヶ月使ってみて「ここがいい!」と思った点を、実写した作例画像も絡めつつまとめてみます!

ボディはNikon D500を使っています。
(この記事を書いた時点。現在はNikon Z 6IIに移行しました。)
また、以前は旧サンヨン(AI AF-S NIKKOR 300mm f/4D IF-ED)を使っていて、以下の記事はこれとの比較が中心になります。



被写界深度が浅い!

まず挙げたいのが、思ったより被写界深度が浅く感じるという点。

「被写界深度が浅い」というのは、ピントが合う範囲が狭いということです。
ピントが合っている部分はカリッと写して、それ以外はフワッとボケる。
同じ焦点距離&解放F値なのに、そんなメリハリの利いた絵が旧サンヨンより撮れるように感じます。

Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO200, 1/800, F4
サンヨンPFVRでのパドック写真

Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO200, 1/1250, F4
サンヨンPFVRでのパドック写真

この大きさじゃあんまりわかんないかもですが、
2枚とも、ピントを合わせている馬の顔はしっかり写して、それ以外はふんわりボケさせてくれています。

キッチリピントを合わせて撮れば、ちゃんとそれに応えてくれるレンズです。
(つまり、それだけ腕が問われるということですね、ハイ(^^;)

逆光での合焦に強い!

あと、このレンズは逆光での合焦も得意です。
↓こんな写真もボディの設定をいじらずに簡単に撮れちゃいます。
Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO200, 1/640, F4
逆光でもしっかり

まつ毛がキレイに写っているのがわかります??(^^
逆光下でも安定した露出を引き出し、しかも、動いている馬の動きをしっかり追随してピントを合わせ続ける。
いやー、素晴らしいです!

オートフォーカスが静か&スムーズ!

ピント追随の話が出たので、お次はオートフォーカスについて。
こちらも速いし静かです!

ただ、これはあくまでも「旧サンヨンより速いし静か」というだけで、多分「爆速」ではないです。
もっと速いレンズはいくらでもありそう。

とはいえ、連写に優れたD500とのコンビは心強いですよー。
↓こんな連続写真もバッチリ撮れちゃいます。
Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO200, 1/1600, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO200, 1/1250, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO200, 1/1250, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

ゴール前の大接戦の様子を連写でお送りしました(^^)
ちなみに、内に写っているのが撮りたかった馬で、見事ハナ差で勝ってくれました!

連写でいうと、↓こういう写真も面白いかも。
内の青い帽子の馬をずっと追いかけて撮った連続写真なんですが。
Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO400, 1/3200, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO400, 1/3200, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO400, 1/4000, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO400, 1/3200, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

なんと、こんなに隠れちゃってるのにまだキッチリピントを合わせてくれてます!(笑
Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO400, 1/3200, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

さすがに変わっちゃった。
でも、連写中なのにピントの修正も素早い!
Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO400, 1/4000, F4
サンヨンPFVR+D500で連写

ちなみにこちら、D500の「a3 AFロックオン」設定は「横切りへの反応」を右から2つ目(やや鈍感)「被写体の動き」を一番右(スムーズ)にして撮っています。

このように、オートフォーカスの速さ&精度は文句無しなので、あとはこちらがちゃんと馬を捉えられるかどうかだけですよ。
なんか、このレンズに変えてからレース写真がことごとく失敗続き(フレームアウト連発)で…。
変に緊張するからかな。

持ち運びが楽!

あと、買い替えの大きな要因の1つだったレンズの軽さ&小ささについてもコメントを。
こちらも全く文句ありません!

D300+旧サンヨンで撮っていた頃は合わせて2,125gもしていた重さが、D500+新サンヨンは1,515gで済んでいるわけで。
家から競馬場まで行き来する間ず〜〜〜っと持っていることを考えると、この600gの差は本当に大きいです。
特に、カバンから出して手で持っているときにそれは凄く実感します。

逆に、軽すぎることで前よりも手荒に扱いがちなので、そこは気を付けなきゃいけないですね(^^;

なんといっても写りがキレイ!

そして、最後にやっぱり強調しておきたいのが。
なんといっても写りがキレイです!!

このレンズを買った直後に書いた記事では「写りはさほど変わらないかも」なんて書いていましたが、
その感覚は試し撮りで得たものに過ぎないということをすぐに思い知らされた次第(^^

確かに、競馬場で撮っているとき(=D500のモニターでチェックしているとき)は
「前とそんなに変わらんかなー。」
って感じなんですが、家に帰ってパソコンでRAWデータをチェックしてみたら、撮れている写真の質の違いは一目瞭然!

このレンズといえば、強烈な光が入る状況で「PFフレア」が発生することが問題視されていますが、
競馬で撮る分にはそんなのが発生する状況はほぼ無いですし、それも全く気になりません。

それより、とにかく素晴らしい写りが目に付きます。
旧サンヨンも写りは文句なく素晴らしかったわけですが、まさかその上を行くとは…!
こんなにイイならもっと早く買えば良かったです(^^;

馬はもちろん、望遠マクロ的な使い方で花を撮るのも楽しい。
Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO400, 1/500, F4
サンヨンPFVRで撮ったかきつばた

Nikon D500+NIKKOR 300mm f/4E PF, ISO400, 1/160, F4
花が咲いている三千院の紫陽花

↑こちらの紫陽花の写真は以下の記事から引っ張りました。
京都大原・三千院の紫陽花を望遠レンズで撮ってきた



ニコンAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR作例&レビューのまとめ

というわけで、まるでNikonの回し者かのような絶賛のレビュー記事をお送りしました。

「レビュー」と言うからにはいい点だけじゃなくて悪い点も挙げなきゃ意味ないとわかっているんですが、
なんせ悪い点が見当たらないもんで(^^

多分、「写り」という点で上を見ればもっといいレンズもあるんでしょうけど(サンニッパとか)、
重さや値段とのバランスを考えたら、このレンズに勝るレンズは無いんじゃないかと。
今の自分にとって、新サンヨン+D500のコンビは最強です!

これから何年も使い続けていくことは確実。
このレンズ、そしてこのコンビで、これからたくさんの感動や興奮を捉えることができるかと思うと…楽しみです!

新サンヨンで撮った写真は以下のタグページにアップしています。
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR ブログ記事一覧

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尾藤 武英
京都市左京区下鴨を拠点に活動する税理士です。
出身も左京区で、2年ほど大阪に住んでいた時期を除くとずーっと京都在住。
好きなコトやモノへのこだわりが強く、そんなこだわりを写真というフィルターを通じて表現するのを楽しんでいます。
【好きなコトモノ】カメラ・写真 / Apple製品 / 競馬(厩舎応援&一口馬主) / DEEN / イチロー
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